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六本木で「大鉄道時代展」-水戸岡鋭治さんのデザイン活動を一挙紹介

水戸岡さんデザインの車両で実際に使われていた座席

水戸岡さんデザインの車両で実際に使われていた座席

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 アクシスギャラリー(港区六本木5、TEL 03-5575-8655)で現在、鉄道のデザインで知られる水戸岡鋭治さんによる展覧会「水戸岡鋭治の大鉄道時代展 駅弁から新幹線まで」が開催されている。

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 水戸岡さんは、大阪やミラノのデザイン事務所を経て、1972(昭和47)年にドーンデザイン研究所を設立。建築やイラストレーションの仕事に取り組む一方、鉄道車両のデザインなども手掛け、JR九州新幹線「つばめ」や特急列車「ソニック」などで鉄道関連のデザイン賞を多数受賞する。

 現在は、車両や駅舎のデザインだけでなく、町の景観形成や地域おこしへと広がっており、岡山の路面電車「MOMO」、和歌山電鐵の「たま電車」「たま駅舎」などのデザインを手掛けている。

 今年8月、JR博多シティ、九州ホールで開かれ、約3万人を動員した同展。すぐに東京での開催が決まったという。

 会場では、JR九州の車両デザインをはじめとする水戸岡さんと同研究所の25年間の活動を一挙に展示。アイデアスケッチに始まり、イラストレーション、グラフィック、ユニホームなどを紹介するほか、実際の新幹線などで使用していた座席などを展示。現在進行中のプロジェクト、クルーズトレインについての発想や概念を具体的に紹介するコーナーなども。

 同研究所の担当者は「実際に使っていた座席もあり、素材の肌触りや座り心地なども楽しめる。鉄道ファン以外でも楽しめる内容になっているので、旅の面白さをいろいろな人に味わっていただきたい」と話す。

 会期中、水戸岡さんによる作品についてのギャラリートークなども予定する。

 開館時間は11時~19時(最終日は17時まで)。10月23日まで。

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