東京ミッドタウン(港区赤坂9)で、「東京ミッドタウン・デザインタッチ」が10月28日から、「デザインタイド東京」が29日から、それぞれ始まった。
今年で5回目となるデザインタッチのメーン会場には、虹色の風車で飾られたゲートと人の背丈以上の高さがある巨大なテーブルが出現。メーンゲートを小さくしたゲートには、会期中のワークショップで参加者がデザインした風車を飾る予定。
東京ミッドタウンアワードの審査結果も発表され、アート部門では山本聖子さんの「frame of emptiness」がグランプリに、木村恒介さんの「みえない景色」が準グランプリと東京ミッドタウン賞に選ばれ、デザイン部門では藤本聖二さんの「縁起のいい豚貯金」がグランプリに椿本恵介さんの「おやゆび」が準グランプリに選ばれた。
今年で7回目となるデザインタイドのメーンエキシビジョンである「TIDE EXHIBITION」には31のブースがあり、デザイナーやクリエーターが新しいアイデアを発表する。その中の一つ「Smile Park×Rice Flour Club」では、米粉の素材でできた「食べられる」カップや皿を展示。FOOD ACTION JAPANとも協力して商品化を計画中だという。ブース「“Mark-ing” exhibition」は日英8人ずつの作家が参加する企画展の形式を取り、最新のプロダクトとデザインのヒントとなったものやことを併せて展示することで、両国のデザインを「深層から」比較する。
デザイナー本人がプロダクトを販売する「TIDE MARKET」を12のブースで今年も展開。そのほか新たな試みとして、建築家やバイヤーなどさまざまなジャンルのゲストを招き大きなテーブルを囲んで話し合いをするトークイベント「TIDE TABLE」、招待作家が作品発表を行うショー「TIDE FOCUS」も予定する。メーン会場外では、都内26カ所と大阪の1カ所で「TIDE EXTENTION」を開き、ミッドタウン内ではデザインタッチとデザインタイドが共同で行う回遊型エキシビション「“hand” Exhibition」も行う。
デザインタッチの開催時間は11時~17時。入場無料。11月6日まで。デザインタイドの開催時間は11時~20時。入場料は一般1,500円など。11月3日まで。