放送作家などで活躍する小山薫堂さんが代表を務めるオレンジ・アンド・パートナーズ(港区麻布台1)が1月26日、ダボスで25日から29日まで開催されている世界経済フォーラム年次総会の関連イベントとして日本政府が主催する「JAPAN NIGHT 2012」の企画・プロデュースを行う。
ダボス会議は、世界の経営者や知識人、政治家が一堂に会し、世界が直面するさまざまな課題についての議論を行う会議。今年は東日本大震災がテーマの一つとして挙げられ、25日には日本人俳優として初めて招待された渡辺謙さんが「A Simple Act of Compassion(思いやりという誰にでもできること)」と題するセッションでスピーチを行った。
「JAPAN NIGHT」は各国の著名人を日本の料理や文化でおもてなししながら、日本の産業などをアピールする場で、毎年500人以上が出席している。今年は「光 - LIGHTS OF JAPAN」がテーマ。「光」には日本の復興から立ち上がる力=レジリエンス(回復力)の意味が込められている。
プログラムは、石巻で被災したピアノが人々の手によって復元され、それを世界的なピアニストである辻井伸行さんが奏でる短編映像の上映、書家・紫舟さんによる光の「書×アート」、TEAMLABによるCOOL JAPANなインスタレーション「What a Loving, and Beautiful World 世界はこんなにもやさしく、うつくしい」に加え、渡辺謙さんの登場を予定する。
振る舞われる料理は、UMU(ロンドン)の石井義典シェフ、アル・ケッチァーノ(山形県鶴岡市)の奥田政行シェフ、ロレオール(岩手県奥州市)の伊藤勝康シェフ、パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(千代田区)の青木定治シェフの4人がプロデュースするもの。
上映される映像は政府の英語版動画サイト「Japanese Government Internet TV」にて後日公開予定。