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東京ミッドタウンで「メディア芸術部門会議」開催へ-アーティストらが議論

昨年の「メディア芸術部門会議」の様子

昨年の「メディア芸術部門会議」の様子

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)で2月24日・25日、「地域活性と10年後のメディア芸術」をテーマに作家・識者・行政担当者らがメディア芸術の発展について議論するメディア芸術部門会議が開催される。主催は文化庁。

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 アートやアニメ、漫画などのメディア芸術部門のアーティストやクリエーターが優れた作品を創造し、新しい文化が生まれ続けるようにするための課題の解決策を見いだすことを目的として昨年創設された同会議。メディア芸術祭の期間に合わせて開催され、今年で2回目となる。

 会議は4つの「分野別会議」と、2つの「テーマ別会議」、1つの「シンポジウム」によって構成され、24日に分野別会議、25日にテーマ別会議とシンポジウムが行われる。分野別会議は、メディアアート部門、アニメーション部門、マンガ部門、ゲーム部門で、メディアアート部門には現代アーティストのスプツニ子!さんら、アニメーション部門にはアニメーション作家の野村辰寿さんら、漫画部門には角川書店の井上伸一郎社長ら、ゲーム部門には立命館大学の吉田寛准教授らが出演。テーマ別会議は「新たな才能を社会につなげる」と「メディア芸術による地域文化の進化」を、シンポジウムは「新たなメディア芸術への革新とコミュニティー形成」をテーマに行われ、京都造形芸術大学の竹村真一教授、浅田彰大学院長らが出演する。

 今回「地域活性」がテーマとして挙げられたことについて、事務局を担当するCG-ARTS協会の阿部芳久さんは「グローバル化した現代においても文化と地域とは密接に関わっており、日本が素晴らしい文化が生まれる国であり続けるには地域活性化は欠かせない。テクノロジーやメディアはグローバル化が進むからこそ文化的価値を高めるためには地域性がますます重要になる」と話す。「これだけ、さまざまな分野と立場の人達が集まることが大きな目玉」とも

 入場無料。定員は各60人。観覧希望者は17日までにウェブサイトから申し込む。

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