東京タワー(港区芝公園4)に3月10日、太陽光発電による電力を使った光のメッセージ「KIZUNA NIPPON」が浮かび上がった。東日本大震災から1年となる11日にも点灯され、人々に復興への支援を呼び掛ける。
この光のメッセージは今回が3回目で、昨年4月11日には「GANBARO NIPPON」の文字が、ゴールデンウイークには4つのハートが大展望台に描かれた。
10日に行われた点灯式では、照明デザインを担当した石井幹子さんが「震災の直後は東京が真っ暗になって、いろいろな方から東京タワーに明かりをつけてほしいという声を頂いた。4月11日には太陽光で発電した電気を使って『GANBARO NIPPON』というメッセージを点灯し、その声に応えることができた。そして1年という節目の今、あらためて『絆』という言葉を描くことで、復興に向けてお手伝いできることを考えていけるのではと思いこのデザインさせていただいた」と話した。
点灯式には3月1日に東京タワーアンバサダーに就任したミス・インターナショナル2012日本代表の吉松育美さんも出席。アンバサダーとしての初仕事として石井さん、前田伸日本電波塔社長と並んで点灯ボタンを押した。
11日は2つのライブイベントを予定。一つは歌を通して被災地の子どもたちに愛を届けようというイベント「Sing it for your soul #1」で、イチロウさん、Yuka-riさん、吉田英樹さんらが出演、大展望台1階特設ステージで14時、14時45分、15時30分、16時15分の4回開く。もう一つは昨年4月から9月まで毎月11日に開催されていた「チャリティーキャンドルライブ“11~ひとつひとつ”」で、和太鼓GOCOOが出演。1階正面広場で18時30分~20時に開催する。
光のメッセージの点灯時間は10日=18時30分~24時、11日=日没~24時。ライブイベントはどちらも無料(Sing it for your soul #1は展望台料金が必要)。