六本木のメルセデス・ベンツ・コネクション(港区六本木7)で3月24日、カードゲーム「Rocca」を楽しむイベント「Rocca Night」が開催される。e.m.(港区)が主催する合同展示会「HUB TOKYO」の一環。
デザインカンパニー10(テン=渋谷区)が手掛けるゲームブランド「Rocca SPIELE(ロッカ・シュピール)」。「Rocca」は六角形のカードゲームで、一面を重ねて置くことで立体を積み上げたように見せることができる。この特性を使ったオリジナルゲームを楽しめるほか、「二次元積み木」としてさまざまなパターンを作り、エッシャーの絵画のような不可能立体を作ることも可能。
「ガイスター」「はげたかのえじき」などで知られるゲームデザイナー、アレックス・ランドルフさんとトゥルリー・オカモチェクさんがベネチアで偶然出会ったことで生まれたという同ゲーム。現在のメーンクリエーターは、ゲームデザインのオカモチェクさんとグラフィックデザインの柿木原政広さんの2人。「画面に向かってコントローラーを握って遊ぶテレビゲームではなく、人の表情や『手』を読みながら遊ぶ昔ながらのゲームに新しい可能性と魅力を感じている」(同社広報担当の犬島さん)という。
同ゲームは2011年、「ニューヨークADC賞」「One Show」「東京ADC賞」を受賞。2012年には鏡リュウジさんと共に「TaRocca」(美術出版社)を出版。今年4月には伊ミラノで開催される国際デザイン見本市「ミラノサローネ」に参加。展示と販売、ミラノ市内でのゲームイベントを予定する。
2回目となる「HUB TOKYO」のテーマは「THE SHOP」。店舗を開くまでの過程や、イベントを実施する際に不可欠となる要素をテーマに展開する。同イベント以外にも23日~27日、さまざまなファッション・アクセサリー・服飾雑貨のブランドが展示会やワークショップを行う。スケジュールはホームページで確認できる。
「Rocca Night」の開催時間は、20時~23時(20時以降は写真付きの身分証明書が必要)。入場無料。