港区は3月19日、六本木の放置自転車対策としてピラミデビル裏に第2暫定駐輪場(港区六本木6)をオープンした。200台収容できる。
近年の自転車ブームもあり通勤などに自転車を使用する人が増え、狭い歩道の放置自転車が歩行者間のトラブルや環境悪化の原因となり問題視されていた六本木中心部。震災後はさらに増加し、昼夜を問わず600~700台の違法駐輪が確認されていた。
これまで違法駐輪対策としては、地域による自主的な夜間パトロールや、区による警告札の貼付通告、撤去を繰り返していたが、駐輪場が不足していることから即日撤去には至らなかったという。
区では現在、区立三河台公園内(2013年予定)に200台、区営住宅シティハイツ六本木敷地内(2016年予定)に400台収容可能の駐輪場を開設するため整備を進めているが、今回オープンした駐輪場は暫定的な処置として設置した。
放置自転車取り締まりの強化により、今後は「即日撤去」が可能となるが、「突然というのは不可能なので、警告してから時間をかけて、ということになるだろう。3月末にあと2カ所(第1、第3)暫定駐輪場がオープンし、さらに140台収容可能になるので、駐輪場周辺を放置禁止区域に指定して4月1日から強化する予定」と港区麻布支所協働推進課の梶山さん。「本格的な駐輪場が完成すれば暫定駐輪場は閉鎖予定だが、1カ所くらいは残すかもしれない」とも。
第2暫定駐輪場は24時間営業。2時間まで無料、その後8時間ごとに100円。