3月30日に開業5周年を迎える東京ミッドタウンで、これを記念するアート展示が「六本木アートナイト」に合わせて24日から行われている。プラザ地下1階では「ストリートミュージアム」を展開するほか、玄関口プラザエリアには「いつつのゆびわ」を展示している。
「ストリートミュージアム」は開業以来毎年行っている「Tokyo Midtown Award」のアート部門の歴代受賞作家15組が参加し、インスタレーション、彫刻、映像、アニメーションなどさまざまな作品を展開するもの。
2011年度グランプリ受賞者の山本聖子さんは間取り図を組み合わせた彫刻作品「空白の果実」を、2010年度グランプリ受賞者のきのしたがくさんは「セピア色のとけい」など「遠く離れていても、言葉にできなくても、人の思いはつながる。そんなメッセージを込めた」というアニメーション作品を展示する。他に2009年度準グランプリ受賞者の福本歩さんの作品を屋台に展示する「フクモ陶器 春の六本祭り」、2010年度準グランプリ受賞者の牧野永美子さんと山崎裕治さんの「純情のこみち」なども。
「いつつのゆびわ」はクリエーティブプロデューサーを坂巻善徳さん、アートディレクターをGwaGwaさんが務めた大型作品で、幅約4メートル、高さ約2メートルの大きな指輪5つを並べたもの。夜には指輪自体が光り、幻想的な雰囲気を演出する。六本木アートナイトの期間には特別演出が行われ、多くの人を集めた。
その他の開業5周年イベントは28日からショップ・レストランを含む全館で始まり、30日11時からキャノピー・スクエアで先着500人にスパークリングワインを振る舞う。