麻布十番に8月2日、ニューヨークスタイルのベーカーズカフェ「HUDSON MARKET BAKERS」(港区麻布十番1、TEL 03-5545-5458)がプレオープンした。
店舗面積は1階と2階を合わせて約22坪。席数は計20席。ニューヨークのダウンタウンを思わせるカジュアルなカフェの雰囲気を再現。2階にはガラス張りのキッチンを設け、そこで焼かれたアメリカン菓子を1階のショーケースに陳列し、テークアウトとイートインの両方に対応する。
アメリカで9年間暮らした経験がある大坪ほまれさん。「ニューヨークのダウンタウンなどに行くと、コーヒーが飲めて、焼きたてのお菓子がズラッと積まれているようなデリスタイルの個人経営カフェがたくさんある。日本にはないスタイルなので、ジャンクフードではないアメリカの本当の食文化を伝えたい」と出店を決意。アメリカの食文化のルーツをたどると、移民たちが広めたそれぞれの国のレシピにアメリカの食材が組み合わさって発展した背景があり、「おばあちゃんが作るようなオールドスタイルのおやつ」がいまだに大切に食べられているという。
誰もが知っている「ニューヨークチーズケーキ」(680円)をはじめとして、キャロットケーキ(460円)やブラウニー(360円~)、マフィン、クッキー、ビスコッティ(以上200円~)などを、アメリカンレシピのまま日本人が食べやすいようアレンジし、ラインアップ。今後認知度が上がってきた際には、「マニアックなローカルフード」も紹介する予定だという。
「外国人が多く、帰国子女など、海外の食文化を体験してきた人が多い麻布十番はぴったりの土地だと思った。こういう店が欲しかったと喜んでもらっている」と大坪さん。子どもからお年寄りまで、街の人から気軽に利用してもらえる店を目指す。
ドリンクはエスプレッソマシンでいれる「アメリカーノ」などのコーヒーを中心に、クランベリージュースやアップルジュース(以上380円)などのソフトドリンクをそろえる。
営業時間は10時~19時(土曜・日曜は11時~)。月曜定休。グランドオープンは9月7日。