東京タワー(港区芝公園4)で9月23日、「東京タワーで初秋を味わおう」をテーマに、炭火焼きしたサンマ3333匹を無料で振る舞う「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」が開催される。
岩手県大船渡市が三陸(「さん」りく)海岸にあり、1986(昭和61)年に始まった「サンマの産地直送便」の先駆地であること、東京タワーが昭和「33」年開業、高さ「333」メートルという「さん(3)」つながりの縁があることから実現した同企画。今年で4回目を迎えるが、昨年は震災の復興活動を目的の一つに掲げ、過去最高の1万2000人が参加した。
今年も大船渡に水揚げされたサンマや水産物の販路拡大PRと、震災復興活動として「三陸・大船渡」の元気な姿を全国にアピールし、観光誘客拡大を図る目的で開催。当日は大船渡から直送された新鮮なサンマを、通称サンマレンジャーをはじめ、大船渡から上京したスタッフが、「炭火焼き」で香ばしく焼き上げ、「大根おろし」または「カボス」「だいだい」などを添えて無料で配布する。
会場ではこのほか、大船渡のご当地バーガー「大船渡さんまバーガー」(500円)1000食と、大船渡の伝統料理「さんますり身汁」(200円)2000食を限定販売する。同商品は昨年、イベント終了前に売り切れた「人気商品」だという。
当日9時30分から行われるオープニングセレモニーには、戸田公明大船渡市長、港区長、東京タワー代表などが出席し、「さんりく・大船渡ふるさと大使」のアカペラカルテット「XUXU(シュシュ)」が大船渡のサンマソング「オラ! サンマ」を披露する。サンマのさばき方コーナーによる実演・指導や、「サンマ直送便」の受け付けなども。
開催時間は9時30分~16時(9時にサンマ引換券を配布、1人1枚限定)。サンマ引換券がなくなり次第、無料配布は終了する。