東京ミッドタウン（港区赤坂9）では10月26日から、「Tokyo Midtown Design Touch 2012」が開催される。開催に向け、芝生広場では現在、高さ4メートルの木製ジャングルジム「マウンテンジム」の組み立てが進んでいる。

　今年で5回目を迎える「デザインタッチ」のメーン会場である芝生広場に期間中設置されるもので、建築家の谷尻誠さんが設計した。高さ4メートルの木製で、子ども約100人が同時に上れる。ところどころに設置されるパイプで、遠くにいる人と会話できる仕掛けも用意する。落下を防止する安全ネットには蓄光素材を採用し、昼間蓄えた光を夜発することでジャングルジムが夜の闇に浮かぶように見える。17時～22時にはライトアップし、見て楽しめるアートオブジェとなる。

　芝生広場ではほかに、デザイン系の古書などを扱う移動式本屋「Book Truck」も出現。週末には自分で作ったものを持って帰れる「パーク・ワークショップ」や谷尻さんら参加アーティストのトークショーなどを展開する「パーク・ステージ」も開催される。

　ミッドタウン・ガーデンでは、日本の伝統工芸と日本を代表するデザイナーとのコラボレーション企画としてデザイナーがデザインした「稲田御影石」「八郷瓦」「笠間焼」が並び、アート作品に触れられる空間になる。

　同施設内の18店舗では永井一史さん、青木克憲さんなど著名なデザイナー9組とコラボレーションしたショッピングバッグを制作。買い物すると限定バッグがもらえる仕組みで、ガレリア1階インフォメーション前には全てのバッグの実物展示も行う。

　期間中は、これまでにグッドデザイン賞を受賞した自転車が集結する「タッチ・ザ・グッドデザイン『iro iro 自転車』」、「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれたデザイナーがプレゼンテーションを行う「グッドデザイン・ベスト100・デザイナーズプレゼンテーション」、日本の新しい才能を発掘・応援する「Tokyo Midtown Award 2012」、マツダの新型自動車アテンザのプロトタイプデザインを展示する「ALL NEW MAZDA ATENZA Prototype Design Exhibition」などを開催する。

　イベントごとの開催時間はホームページで確認できる。入場無料（ワークショップは参加費が必要）。11月4日まで。