東京タワー・フットタウン(港区芝公園4)2階特設コーナーで12月27日、今年最も輝いた著名人の似顔絵を飾る「今年の顔展」が始まった。主催は東京タワーで「似顔絵ストリート」を運営している漫画協団、素工房、チームタワーズの3団体。
開催は昨年に続いて2回目。11月の1カ月間、同所似顔絵コーナーやタワー内に設置した投票ボックスで投票を募り、「今年輝いた著名人10人(組)」を選出。番外編で選ばれた2人を加え、「似顔絵ストリート」の絵師が、それぞれの得意とするタッチで似顔絵14枚を制作し、11枚をA2サイズのパネルに仕上げた。
初日は、お笑い芸人「ほいけんた」さんが登場し、10位から順に似顔絵を発表。7位の内村航平さんの似顔絵で強調された「脇毛」を見て得意の引き笑いを披露した。3位のきゃりーぱみゅぱみゅさんの発表の際には「片言の日本語をしゃべる中国人のまねで言うとかまずに言える」という豆知識を披露し、さんまさんとは全く違う物まねも披露した。1位のスギちゃんの発表の前には「俺かあいつしかおらんやろう」と発言。昨年同様、自分が入っていないことに不満を口にしたが、「皆さん頑張って活躍された方ばかりなので、皆さんも納得されるのでは」とコメントした。
そのほか、2位に吉田沙保里さん、4位にももいろクローバーZ、5位に嵐、6位に剛力彩芽さん、8位に前田敦子さん、9位にローラさん、10位に武井咲さんと山中伸弥京都大学教授が入った。番外編には今年亡くなった中村勘三郎さんと森光子さんが選ばれ、初日に似顔絵師が2枚ずつ似顔絵を披露。そのうち中村勘三郎さんを浮世絵風に描いたkunikazu.さんの作品を展示している。
東京タワーの似顔絵コーナーは40年以上の歴史を持ち「似顔絵の聖地」とも呼ばれている。個性豊かな似顔絵師がその場で描いてくれる似顔絵は今も人気で、料金は1枚1,500円~。
展示時間は9時30分~21時50分。1月6日まで。