東京タワー(港区芝公園4)で1月9日、「サクラサク タワー大神宮」のオープニングセレモニーが開催され、元サッカー日本代表選手の中山雅史さんが登場し受験生にエールを送った。主催は東京タワーとネスレ日本(兵庫県神戸市)。
センター試験まで残り10日となる同日から、センター試験が終了する今月20日までの間、東京23区で最も高いところにある「タワー大神宮」と、「受験のお守り」として親しまれている「キットカット」がコラボレーションし、タワー大神宮をサクラ色に染める「サクラサク タワー大神宮」を展開する。
セレモニーでは、中山さんが二松学舎大学・書道選考ゼミナールの生徒5人と一緒に、縦2.9メートル、横5.4メートルの巨大絵馬(一般的な絵馬の約1000個分)に受験生に激励のメッセージを書き上げる書道パフォーマンスを行った。
中山さんは受験生だったころを振り返り、「夜遅くまで勉強していたときに親が夜食を作ってくれたり、周りの人に励ましてもらったりした。頂いた思いに応えたいという一心で頑張っていたが、それは競技人生にも通じるのでは」とコメント。もうすぐ受験を控えた学生には、自身のサッカーに向かう気持ちを重ね合わせ、「不安はいろいろあって当然。だけどそれを試合に持ち込んでもいい結果は出ない。練習を積み重ね、どれだけ準備ができたのか、やれることを精いっぱいやってもらいたい。きっと勝つ!」とエールを送った。
「小学3年生のときに『花』という字を書いて花丸をもらったとき以来」(中山さん)という書道パフォーマンスでは、学生たちがそれぞれしたためた書の仕上げに、桜色の絵の具で「キット、サクラサクよ。」と力強くしたためた。
東京タワーではセンター試験前日の1月18日、受験生にエールを送る桜色のライトアップを予定する。
営業時間は9時~22時。満開の桜の花装飾を施した「サクラサク タワー大神宮」は今月20日まで。