東京ミッドタウン(港区赤坂9)で10月18日から開催される「デザインタッチ」で、デザイン集団nendoの作品などを展示する「Salone in Roppongi(サローネ・イン・六本木)」が地下1階アトリウムで開催される。主催は六本木経済新聞、J-WAVE(六本木6)などで組織するサローネイン六本木実行委員会。
nendoと大塚家具がコラボレーションした家具「Edition Blue」
ミラノサローネは毎年4月にイタリア・ミラノで開催されている世界最大の国際家具見本市で、約160カ国からデザイン関係者や旅行者が集まるイベント。ミラノ市郊外のロー市のメーン会場で最新のコレクションが発表される「ローフィエラミラノ」とミラノ中心地各所の小規模な会場で先進的な作品が発表される「フォーリ・サローネ」から成り、世界的な家具メーカーのプロダクトから学生の作品まで大小さまざまな作品が発表される。世界的に家具屋インテリアのデザイントレンドが生まれる場と評価されており、ミラノの街全体が盛り上がる大きな祭りとなっている。
そんなミラノサローネで高い評価を受けているのが日本人デザイナーの作品や日本企業で、プロダクトやデザインなどさまざまな分野でこれまでも数々の賞を受賞してきた。
今回の展示では、「日本のデザイン力」をコンセプトに、ミラノサローネの歴史や今年のサローネで話題となったデザイナー佐藤オオキさん率いるデザイン集団「nendo」の作品をメーンに紹介。「サローネの雰囲気を味わうとともに、日本ではあまり知られていないミラノサローネが国際的には非常に高く評価されていて、その中でも日本人や日本企業が評価されていることを知ってほしい」と担当者は話す。
10月26日には佐藤さんとデザイン雑誌5社の編集長、デザインジャーナリストが「ミラノサローネとは」「nendoのものづくりとは」をテーマに対談するスペシャルクロストークを開催。登壇者は「Pen」の安藤貴之編集長、「ELLE DECO」の木田隆子編集長、「Casa BRUTUS」の松原享編集長、「NIKKEI DESIGN」の下川一哉編集長、「AXIS」の石橋勝利編集長とデザインジャーナリストの川上典李子さんを予定する。
開催時間は11時~21時。10月27日まで。トークイベントは26日15時30分~17時30分、ミッドタウン・カンファレンスで開催。