食べる

六本木発スイーツ店が「100万円」クリスマスケーキ、輪島塗重入りで

100万円のクリスマスケーキと、奥は通常商品のクリスマスロールタワー2種

100万円のクリスマスケーキと、奥は通常商品のクリスマスロールタワー2種

  • 0

  •  

 六本木で12月3日、スイーツのirina(港区六本木4)が「100万円」(税込み)のクリスマスケーキをお披露目した。

2013年のクリスマスロールタワー(通常商品)

[広告]

 2008年、ファッションモデルの誕生日用に作ったミニロールケーキをタワー状に積み重ねた「ロールタワー」がブログや口コミで評判となり、2009年6月、六本木でケーキのデリバリー店をスタートした同社。その後自由が丘、銀座、二子玉川にミニロール専門店を出店。ミニロール単体の販売と、通販による全国への販売を開始した。スタート時5種類しかなかったミニロールは現在40種類近くをそろえる。

 同クリスマスケーキは、同社と石川県輪島市の伝統工芸品である輪島塗の老舗「稲忠」がコラボレートした限定商品で、企画の動機を、「若い世代はなかなか伝統工芸に触れる機会もなく、輪島塗を知らない人も多いと思うが、実際に触れてみて、その美しさや伝統工芸品としての重みに感動し、コラボを決めた。irinaを気に入っていただいているような若い世代の方たちに知ってほしい」と語る同社の宇佐美社長。稲忠の稲垣社長は「irinaのケーキはかわいいだけでなく、素材や作り方にこだわった本物志向のスイーツだとわかり、輪島塗と通じるものを感じて(コラボを)決めた」と話す。同商品には「景気(ケーキ)が良くなりますように」との思いが込められている。

 ロールケーキには、高級食材のフランス産トリュフや、ドンペリニオン(ピンドン)のシャンパンなどを使い、最高級フルーツや金箔(きんぱく)、プラチナ箔(はく)、生クリームや生花など、ケーキのデコレーションが楽しめるグッズをセットにした原材料費約15万円のものを用意。これを輪島塗のお重に収めるが、1つのお重を作るのには約4カ月かかり、長きにわたって修業を積んできた職人が、同社のイメージキャラクターであるウザギをあしらったお重に仕上げた。

 同商品は12月15日から予約開始。限定3商品販売を予定する。通常商品のクリスマスロールタワー(5,670円)も販売。六本木エリアは朝4時までデリバリーに対応する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース