六本木けやき坂通りのTSUTAYA TOKYO ROPPONGI(港区六本木6)が3月4日、リニューアルオープンした。運営はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区)。
同店は2003年4月、六本木ヒルズのオープンに合わせ同社がオープンした店舗で、スターバックスを併設した1階の「Book & Cafe(ブック・アンド・カフェ)」を中心に、ライフスタイルを提案する新しい形の店舗と位置付けてきた。
リニューアルにあたっては、スターバックスコーヒーを「アイランド型」の店舗にしてカフェがより書店に溶け込むようなデザインに改良。カフェエリア以外でも飲み物を飲みながら書棚の本を読むことができる席を多く配置するなど、より深い形でのカフェと書店の融合を目指した。
書籍の陳列も従来の分類法をやめ、「旅する」「働く」「装う」「食べる」「遊ぶ」「暮らす」という6つの「行動」をテーマに本を分類して構成。「食べる」のコーナーにはセレクトした食品や食器、「旅する」のコーナーには旅行関連の商品など、本以外の物も区別せずに陳列し、コミックは置かないなどさまざまな工夫が施されている。「本を通じて、さまざまな行動を変化させるヒントやきっかけを提供することを目指した」(同社)。
1階に先立って昨年10月に改装された2階の「Movie & Music」でも洋画や邦画という分類をなくし、「愛」「人生」「男と女」などのキーワードで映画を選べるような構成に変更。開放感のある空間構成にし、ベンチと椅子50席も配置した。
営業時間は7時~翌4時。