東京タワーの大展望台1階で、夜景と3Dプロジェクションマッピングが融合するアートワーク「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA」が始まった。
西側フロア(六本木方面)に縦3メートル×横10メートルの半透明スクリーンを設置し、広がる夜景に「街の光」をテーマにした3Dプロジェクションマッピングを投影する「体験型」のアートワーク。企画・制作は、東京駅の「TOKYO HIKARI VISION」や「新江ノ島水族館ナイトアクアリウム」などを手掛けたことでも知られるネイキッド(渋谷区)社長の村松亮太郎さん。
映像は、キラキラと輝く東京の街の光から生まれた「赤」と「青」の2つの光の精を男女に見立て、美しい夜景が広がる東京上空で出会い、引かれ合い、天空に浮かぶ東京タワーや雪が降り注ぐ夜空をクルーズするように巡る。最後は祝福の花火が上がり、2人が幸せになるまでのハッピーエンドの物語で、実際の夜景と重なり合うことで幻想的な世界を作り上げる。「夜景が見えにくい天候のときも、プロジェクションマッピングの迫力を体験できる」という。
開催時間は18時~21時30分(各時0分と30分の計8回、7分間)。大展望台までの展望料金(大人=900円、子ども=500円、幼児=400円)で見ることができる。2015年2月28日まで。
東京タワーは現在、映画「くるみ割り人形」とコラボレーションした約6万個のLEDイルミネーションに彩られ(2015年2月28日まで)、12月25日までの毎日19時30分~20時には、東京タワーを消灯し、大展望台にピンク色のハートマークを浮かび上がらせ、地上と大展望台を結ぶ8本のフラッシュライトなどで演出するライティングショー「クリスマス・ライトダウンストーリー」を2年ぶりに開催している。