麻布十番に4月10日、一般社団法人「日本茶アンバサダー協会」(港区麻布十番1)が設立された。
代表理事は、神戸に生まれ鹿児島で育った満木葉子さん。立教大学を卒業後、カルチュア・コンビニエンス・クラブほか、複数の大手企業勤務を経験。現代のライフスタイルに合わせた日本茶の楽しみ方の提案や普及活動を行ってきた。さらなる日本茶ファンを増やし、ファンの力を集めて日本茶の文化を守り、発展させていくために同協会を立ち上げたという。
日本茶ファンを増やす志のある人を「日本茶アンバサダー」に任命するほか、おいしいお茶のいれ方や基本知識の講習会を実施し、新たな「日本茶アンバサダー」を育成。さらにユニークな活動や海外で日本茶を発信している人を「日本茶ゴールドアンバサダー」に任命するなどし、ファンの輪を広げていく。
7月には、日本茶の口コミサイト「ENJOY!日本茶」を開設。なじみのない人には日本茶との接点を、ファンには情報交換により新たな楽しみ・体験を提供し、ファンとの距離を縮め、日本茶産業を応援していく。
新しい楽しみ方やイベント、コラボレーションなども提案。「日本茶をもっと身近に!そして世界に!」プロジェクトでは、白鶴銀座天空農園と秦野市高梨茶園と組んで都心に住む人に日本茶と接する機会を創出。5月10日には銀座で茶摘みを行うという。「日本酒で乾杯!日本茶でご馳走(ちそう)様!」プロジェクトでは、日本酒とともに新しい楽しみ方を提案し、ファン層を拡大するため、4月22日に「可不可Tokyo」で新茶の会を予定している。
満木さんは「残念なことに現在、若年から中年世代の日本茶離れが進行している。一方、海外では日本茶を含め和食や日本の文化への評価は日に日に高まっている。日本茶のおいしさや楽しみ、健康・美容への効果などポテンシャルを伝えることができれば、国内外問わずファンが増える余地があると確信している」と意欲を見せる。