東京プリンスホテル(港区芝公園3)鳳凰(ほうおう)の間で9月14日、「世界一おいしい日本酒」を決定する「SAKE COMPETITION 2015」の表彰式と、受賞した酒などを提供する「蔵元を囲む会」が開催される。
同競技会は2011年、東日本大震災を機にはせがわ酒店(千代田区)などが企画し開催したもので、今回が4回目。従来の日本酒コンクールが杜氏(とうじ)の技術向上などを目的にコンクールのために作られた酒を中心に鑑評を行っていたのに対し、一般に売られている「市販酒」を対象にしているのが特徴。
今年は純米酒部門、純米吟醸部門、純米大吟醸部門、free style部門の4部門で実施。335蔵から1028点が出品され、533点が予審を通過。産業技術センターや酒造会社の専門家36人がブラインドテストを行い、順位を決定する。
「蔵元を囲む会」には、昨年「寫樂」で純米酒と純米吟醸の2部門で1位を獲得した宮泉銘醸(福島県)、「山和」で純米大吟醸部門1位を獲得した山和酒造店(宮城県)、「廣戸川」でfree style部門1位を獲得した松崎酒造店(福島県)、過去に1位を獲得したことのある「十四代」の高木酒造(山形_県)など全国160以上の蔵元が参加。ほかに、「獺祭」の旭酒造(山口県)、「美丈夫」の濵川商店(高知県)なども。来場者は自由に日本酒を飲むことができる。
蔵元を囲む会の開催時間は19時~21時。参加費は8,500円。ウェブサイトから申し込みが必要。