東京タワー大展望台（港区芝公園4）で3月4日～6日、写真撮影やコーラス講座、歴史散策などの「朝活」を行うツアー「登録有形文化財で学ぶ、高さ150ｍの空中講座 東京タワーではじめる学び」が開催される。主催は、クラブツーリズム（新宿区）。

　同社は、近畿日本ツーリストグループの旅行会社で、主に中高年向けの国内外ツアーを主催している。「朝活」は会社員などが出社前に仕事以外の活動を行うことを指す言葉として、約10年前から使われるようになったもので、出社前の時間を使って勉強や趣味の活動、交流会などを行うこと。同社は朝活が「もともと朝の早いシニア世代にも広がりをみせてきている」として、近年、英会話講座など旅行に関連深い内容の講座などを開講し、好評を得ているという。

　同ツアーは、「大人の朝活」の特別版として企画、営業時間前の大展望台を貸し切りにし、共通プログラムと講座を1つ選び参加する個別プログラムを提供する。東京タワーが営業時間前の大展望台を他企業とコラボレーションして特別開放する募集型イベントを行うのは初めて。

　共通プログラムは7時15分～8時、ラジオ体操や発声練習、周辺の地理案内を行う。個別プログラムは、写真、スケッチ、地理、音楽、寺旅、歴史、法話、花巡りの8つで、「寺旅」（参加費＝5,000円）は、「聖地」と呼ばれる場所が一直線に並んでいる現象「レイライン」について大展望台から景色を眺めながら説明した後、増上寺を非公開エリアも含めて巡るツアー。「音楽」（参加費＝3,000円）では、アカペラユニット「XUXU（しゅしゅ）」による講座、「歴史」（参加費＝5,000円）では、古地図を片手に周辺を回るツアーなどを行う。

　開催時間は7時15分～12時を予定。参加費は3,000円～6,000円（終了時間、参加費は個別プログラムによって異なる）。