ビースポーク(港区麻布十番)が5月11日、訪日外国人旅行者へ向けた「英語チャットコンシェルジュ」サービスの試用運用を開始した。
ガイドブックには載っていない体験をコンセプトに、日本の「穴場」を紹介するウェブサイト「LEVART」を運営する同社。現在70カ国の外国人が利用しているというユーザーを対象に調査したところ、英語が通じないために日本での旅行で不便を感じている外国人旅行者が多数いることが分かったという。外国人ユーザーの「どうしよう、英語が通じない」「英語が通じれば、もっと楽しめたのに」といった声に対して、あたかもその場で現地の友人がサポートしてくれるような「リアルタイム」かつ「英語」での新たな「チャットコンシェルジュ」サービスを考案した。
店や遊ぶ場所の推薦、予約、手配、道案内など、現地に友人がいれば頼めるようなちょっとしたリクエストや質問をリアルタイムで依頼(有料)でき、「より快適な旅」(同社)の実現を目指す。料金は、プランに応じて、1回5ドル前後を予定。サービスは今年6月ごろより本格始動する予定で、現在試用運用を有料で開始している。
同サイトユーザーに限らず、民泊会社や旅行代理店など企業の旅行商品の一部として、日本現地でのコンシェルジュサービスの提供も予定。5月末より事前受付を開始する。「今後、より多くの訪日外国人旅行者へ『手軽にディープなローカル体験』を提供できるような世界初の旅行サービスを目指す」(同社)という。