
「Restaurant O(レストラン・オー)」(港区西麻布1、TEL 03-5843-1700)が西麻布にオープンして、9月5日で1カ月がたつ。
経営は「荻野屋」(群馬県安中市)。店舗面積は約100平方メートル。席数は、カウンター=8席、テーブル=8席、個室=8席。「日本の風土に根ざした風土料理」をテーマに掲げ、全国各地の生産者や農場などから直接仕入れた食材を使い、フレンチをベースにした料理を提供する。
店内は「日本の四季」をテーマにデザイン。カウンターには「セン」の一枚板を用いるなど、木や土を思わせる素材を取り入れ、和の落ち着いた雰囲気を演出する。
メニューは、京都・西村農園の野菜を使った一皿のほか、兵庫・淡路島産のマダイを使った魚料理を含む12品から成る「風土Terroir(テロワール)」(3万800円)と「調和Harmony(ハーモニー)」(4万1,800円)、宮崎県産「江田和牛」を使った肉料理を含む8品から成る「陰Yin(イン)」(1万9,800円)と「陽Yang(ヨウ)」(3万800円)の4つのコース料理を用意する。
ソムリエの大岡洋一さんは「荻野屋の旗艦店、新業態店として、『峠の釜めし』で親しまれてきた伝統を大切にしながら、日本の良さを改めて発見できるような店づくりを目指したい」と話す。「実際にその地方に足を運びたくなる体験を提供し、特別な日には家族連れでも訪れてほしい。特に若い世代には、地方で抱える廃棄野菜や規格外野菜といった課題を知ってもらい、食を通じて日本の未来を感じてもらいたい」とも。
営業時間は17時~23時。月曜・火曜定休。