富士写真フイルム(東京本社=港区西麻布2)は9月12日、スキンケア化粧品、サプリメント商品の開発・販売を通し、ヘルスケア分野へ参入すると発表した。
同事業は、「ライフサイエンス事業」の一環として展開する新事業。本業の写真感光材料開発で蓄積した「活性酸素の制御」「コラーゲンの研究」などの技術を応用する。今回の発表に際し広報担当者は、「構造改革の一環として、一般に認知度が高い写真関連事業を含め、従来から展開していた医療分野などの事業で蓄積した技術を活かしたビジネス」と話す。
9月28日より、30~40代の女性をメインターゲットに、ローション、クレンジングジェルなどの機能性スキンケア化粧品「エフ スクエア アイ」(全3品、3,800円~8,400円)と、ビタミンカプセル、サプリメントなどの機能性体内ケア食品「エフ キューブ アイ」(全9品、350円~3,800円)を販売。子会社の富士フイルムヘルスケアラボラトリー(8月8日設立、港区西麻布2)が、インターネット、電話などでの通信販売を中心に販売を担当する。2007度末までの売り上げ目標は30億円。
同社は10月1日より社名を「富士フイルムホールディングス」に変更し持株会社制に移行。現在建設中の東京ミッドタウン「フロント棟」への入居(2007年1月予定)を決定している。