港区・西麻布の「ギャラリー ル・ベイン」(西麻布3、TEL 03-3479-3843)で9月11日より、和紙作家・堀木エリ子さんの展覧会「二枚の和紙による空間」が開催される。
堀木さんは1962年、京都生まれ。2000年に堀木エリ子&アソシエイツ(京都市)を設立。和紙を使った建築空間のプロデュースで知られ、最近の仕事には東京ミッドタウン(赤坂9)のガレリアや、成田国際空港第一旅客ターミナル到着ロビーなどがある。
展覧会では、会場に10人がかりで漉き上げるという15メートル×3メートルの巨大和紙2枚を配し、照明とのコラボレーションによって「和紙の空間」を演出する。会場照明は、内原智史デザイン事務所(赤坂7)とエルコライティング(芝2)が担当する。
開催時間は11時~19時まで(最終日は17時まで)。月曜定休。入場無料。9月28日まで。展覧会にあたり堀木さんは、「和紙の表面的なデザインよりも『こちら側の空気感』や和紙の『向こう側の気配』を作り出すことに興味がある」としている。