青山ブックセンター六本木店(港区六本木6、TEL 03-3479-0479)で9月13日・20日・27日の3日間、イベント「女性翻訳家三週連続ミニトーク」が開催される。
同イベントは、古屋美登里さん、鴻巣(こうのす)友季子さん、岸本佐知子さんの女性翻訳家3人を週替わりでゲストに招き、翻訳の魅力や裏話など、海外文学の愉しみを語るもの。青山ブックセンターの再オープン3周年を記念して開催される。
各人の訳書には、古屋さんが「望楼館追想」(E・ケアリー)、「暗号名サラマンダー」(J・T・ホスピタル)、「観光」(R・ラープチャルーンサップ)、「ぼくには数字が風景に見える」(D・タメット)など、鴻巣さんが「恥辱」(J・ M・クッツェー)、「嵐が丘」(E・ブロンテ)、「緋色の記憶」(T・H・クック)など、岸本さんが「中二階」(N・ベイカー)、「ほとんど記憶のない女」(L・デイヴィス)、「空中スキップ」(J・バドニッツ、カッコ内は著者)などがある。
各回ともに30分~40分程度の「ミニトーク」を予定しており、終了後はサイン会を行う予定。合わせて店内には女性翻訳家ブックフェアコーナーを設ける。開催時間は各回19時~。要予約。入場無料。
イベント開催について同店スタッフは「最近は、『誰の翻訳か』で洋書を選ぶ人が増え、翻訳家自身がブランドになってきている。トークショーをきっかけに多くの人に洋書に親しんでほしい」と話している。同店は2004年7月に一旦閉店、同年9月に日本洋書販売(元赤坂1)傘下で営業を再開した。