サントリー美術館(港区赤坂9)で11月9日夜、イベント「サントリーウーロン茶 武夷岩茶(ぶいがんちゃ)を愉しむ夕べ」が開催された。
イベントは、サントリーの高級烏龍茶「大紅袍(だいこうほう)」の発売に伴い、一般募集した参加者に向けて、大紅袍を含む4種類の武夷岩茶を愉しんでもらうために実施したもの。
武夷岩茶は、中国・福建省の北にある「武夷山」周辺で採れるお茶のこと。大紅袍は、武夷岩茶の中でも特に稀少価値が高く、古くから献上品として皇帝しか飲むことが出来なかったと言われる逸品。
イベントでは、同社で25年以上烏龍茶造りを担当し、中国政府から世界で唯一「名誉茶師」の称号を与えられている松井陽吉さんのお茶にまつわる話とともに、「四大岩茶」と呼ばれる「白鶏冠(はっけいかん)」、「水金亀(すいきんき)」、「鉄羅漢(てつらかん)」、「大紅袍」の4種類が振る舞われた。松井さんの相手役として参加した2007年ミス・インターナショナル日本代表の白田久子さんは「お茶が深いんだなということが勉強になりました」と話した。
このほかイベントでは、横浜中華街の中国茶・中国茶器専門店「悟空」の曾牧英(そうぼくえい)店長による武夷岩茶の正しい愉しみ方「武夷茶芸」が披露されたほか、胡弓奏者の楊興新(やんしんしん)さんによる同社の烏龍茶CMソング「姉さんの恋」などの演奏が行われ、参加者は胡弓の音色に聞き入った。