富士フイルムホールディングス（港区赤坂9、以下富士フイルム）は2月13日、富山化学工業（本社＝新宿区）と大正製薬（本社＝豊島区）との3社間で、戦略的資本・業務提携の基本合意を行ったと発表した。

　今後、2月末に富山化学工業は富士フイルムと大正製薬を割当先とした総額約300億円の第三者割当増資を行うほか、2～3月（予定）にかけて富士フイルムが富山化学工業株の公開買付け（TOB）を実施。最終的に大正製薬へ株式一部譲渡を行い、富士フイルムが66％、大正製薬が現状から出資比率を上げた34％の割合で富山化学工業の株式を保有する予定。

　富士フイルムは、同グループが推進するメディカル・ライフサイエンス事業拡充の一環として、今回の資本・業務提携を行う。これにより同社は医療用医薬品事業に本格参入する。

富士フイルムホールディングス富士フイルムがヘルスケア参入－化粧品・サプリ発売へ（六本木経済新聞）