ヤフー(港区六本木6)は2月20日、同社が提供するウェブメールサービス「Yahoo!メール」をリニューアルすると発表した。
Yahoo!メールは1999年1月にサービスを開始。これまでメールボックスの容量増や機能拡充などを進めてきたが、「より直感的で使いやすいメールサービス」(同社)を目指して今回リニューアルを行う。
リニューアルでは、従来のHTMLベースからFlashベースに移行し、メールクライアントに似たユーザーインターフェース(UI)になることが特徴で、メール一覧画面とメール閲覧画面が同時に表示できるようになる。また、ドラッグ&ドロップによるメールの移動、複数のメールを同時に作成・閲覧できるタブの設置、あて先となるメールアドレスの入力補完機能(オートコンプリート機能)、マウスの右クリックメニューやキーボードによるショートカットキーが利用可能になるなど、多くの機能を盛り込み操作性を高めた。また、起動時間や反応速度が向上する。メールボックスの容量(1GB)や送受信時の容量制限(20MB)は従来どおり。UIの開発は日本独自に行い、基幹システムに関しては米・Yahoo!と同様となる。
同日、新サービス(ベータ版)の利用申込受付ページを開設し、事前申込を開始した。2月~3月中は約20万人までの制限を設け、新サービスへと順次移行する。今秋にはすべての利用者に向けて「オープンベータ」として提供を開始する予定。推奨環境は、OS=Windows Vista、Windows XP、Mac OS Xで、ブラウザー=Internet Explorer 6.0以上またはFirefox 2.0以上。Flash Player 9.0.28以上が必要。
Yahoo!メールは今後、「Yahoo!プロフィール」や「Yahoo!メッセンジャー」、「Yahoo!カレンダー」などの他サービスとの連携も予定している。現在「Yahoo! JAPAN」の月間利用ID(Yahoo! JAPAN ID)は2,200万で、Yahoo!メールの月間利用IDは1,500万以上にのぼる。2月13日には早稲田大学で「Yahoo!メール Academic Edition」の導入が決定した。
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