ヤフー(港区六本木6)は2月26日、同社が提供するインスタントメッセンジャーサービス「Yahoo!メッセンジャー」のウェブ版(ベータ版)の提供を開始した。
「Yahoo!メッセンジャー」は、インターネットに接続しているユーザー同士がリアルタイムにメッセージをやりとりできるサービス。従来は専用のソフトウエアをダウンロードしてパソコンにインストールする必要があったが、ウェブ版では専用のソフトウエアを必要とせず、ウェブブラウザーから利用することが出来る。
利用には「Yahoo! JAPAN ID」(無料)が必要。従来のソフトウエア版で提供されている多人数でのコミュニケーション、ボイス機能、ビデオ機能など一部の機能は、ウェブ版では利用できない。対応ブラウザーはInternet Explorer 5.5以上、Firefox 2.0以上、Safari 1.3以上。また、Flashベースで動作するため、Adobe Flash Player バージョン9.0以上が必要。
同社は1998年2月、同サービスの前身となる「Yahoo!ページャー」の提供を開始。2000年4月より「Yahoo!メッセンジャー」としてサービス展開を行っている。また、2002年2月よりモバイル版の提供も開始した。ウェブ版については米・Yahoo!でも2007年8月より提供を開始しており、同社広報担当者は「基幹技術は米・Yahoo!と同じもの。従来のソフトウエア版が利用できない環境の方にもご利用いただけるようにウェブ版サービスを提供する」と話す。
Yahoo!メッセンジャー(ウェブ版)「Yahoo!メール」リニューアルへ-外観刷新、今秋全面導入予定(六本木経済新聞)