ヤフー(港区六本木6)と凸版印刷(千代田区)は3月4日、「電子チラシ事業」に関する業務提携を締結したと発表した。
電子チラシ事業はインターネット上で全国各地の折込チラシを無料で検索・閲覧できるもの。凸版印刷が運営する国内最大規模の電子チラシサイト「Shufoo!」(シュフー、2001年8月開設)と提携し、3月下旬から「Yahoo! JAPAN」上で新サービス「Yahoo!チラシ情報」を提供する。
同サービスでは、住所や店舗名、「食品・日用品」、「住まい」、「車・バイク」、「百貨店」などのジャンルや地域から検索できる。また、特定の店舗や地域を登録することも可能。検索結果に表示されるのはシュフーに登録される企業や店舗で、このうち現在イトーヨーカ堂(本部=千代田区)とイオン(千葉市)のチラシ掲載が決定している。
サービスの収益源は、チラシを掲載する流通業者などから得る広告費。電子チラシの閲覧回数に応じて料金を徴収する成果報酬型を採用する。今回の提携により凸版印刷では、シュフーの登録企業数・店舗数の大幅な拡大を目指す。
サービス提供にあたりヤフーでは「最近のインターネット広告へのニーズの拡大を背景に、紙の折り込みチラシの情報伝達力を補強する新たな媒体として広告主・消費者ともにニーズが高まっている。『地域・生活情報』の充実を加速させることで、利用者に密着した情報を提供していく」としている。