全国のデザイン系の大学23校から選抜された作品40点を紹介するデザイン展「金の卵 学校選抜 オールスターショーケース」が8月28日より、港区・六本木のアクシスギャラリー(六本木5、TEL 03-5575-8655)で開催されている。
デザイン教育の現在を紹介することと、学生と社会の接点をつくることを目的として開催する同展。一昨年から開始し、今年が3回目となる。デザインの未来を担う学生を「金の卵」とし、これから就職活動を行う大学3年生を対象とする。
今回のテーマは「10年後のデザイン」。インターネットを介したバーチャルなコミュニケーションが一般的となると予想し、そのような社会の中でも手のひらを通した感覚をこどもに与えることが重要だとの考えから制作した玩具「経験を積む_ツミキ 感覚をかたちにする『積むツミキ』」(昭和女子大学、平山春香、小篠真由、仲西智美、鈴木奈津子、今成真知子)や、糖尿病患者に対し、インスリンを自動投与する腕時計状の作品「insu」(明星大学、内野真由美)などのプロダクトデザインを中心に、情報デザイン、空間デザインの分野で学生たちが創造した未来に対する回答を示す(かっこ内は大学名と学生名、敬称略)。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。9月7日まで。会場には学生250人分のポートフォリオも設置する。