鉄の彫刻家・浅井憲一さん、六本木で個展-溶接機とハンマーで創作

たくさんの鉄の箱がゴソゴソ動いているような作品。

たくさんの鉄の箱がゴソゴソ動いているような作品。

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 六本木の「ストライプハウスギャラリー」(港区六本木5、TEL 03-3405-8108)で8月8日より、鉄の彫刻家・浅井憲一さんの個展「真夜中のサーカス」が始まる。

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 浅井さんは1952(昭和27)年生まれ。長年油絵を描いてきたが、途中から形に興味を持ち始め、鉄の彫刻家へと転身。溶接機とハンマーでたたくことを繰り返す、地味な作業で仕上げていく作品は着色せず素材の色をそのまま生かしている。

 同展では、まるで虫のように動き出しそうなたくさんの箱を作り、真夜中のサーカスを表現している。浅井さんは「出来るだけたくさんの箱を作ってみようと思いました。四角い鉄板を六面溶接することで箱が一つ出来上がる。そんな限りのない作業を繰り返すことで何かが表現できるのはないか。そんな、あえて無計画なところから作業を始めた」と話す。

 開廊時間は11時~18時30分。日曜休廊。入場無料。今月21日まで。

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