着物デザイナー斉藤上太郎さんのコンセプトショップ「絹磨×JOTARO SAITO」(港区六本木6、TEL 03-3796-1011)が11月3日、六本木ヒルズけやき通りにオープンした。
斉藤さんは、27歳の最年少で着物作家としてデビュー以来、現代にマッチするファッションとしての着物を制作し続けている。「進化する伝統」を提唱し、リアルクローズとしての着物を提案する「JOTARO SAITO」は毎年「東京コレクション」で作品を発表している。
初の直営路面店となる同店の店舗面積約87平方メートル。設計は「ザ・ペニンシェラ東京」などを手がけたインテリアデザイナーの橋本夕紀夫さんが手がけた。天井には糸と織機をイメージした無数のワイヤーを張り巡らせ、ワイヤー越しには斉藤さんがデザインし西陣織で制作したテキスタイルを配し、きらびやかな空間を演出する。
商品は、着物コレクションブランド「斉藤三才」「斉藤上太郎」をメーンに、新ブランド「絹磨(けんま)」を加えた3ブランドで構成。ショップオリジナルの着物、帯、帯締め、帯揚げ、足袋、じゅばんなどのアイテムをそろえ、現代のライフスタイルに合う着物スタイルをトータルに提案する。そのほか、注目の「デニム着物」やオリジナルテキスタイルを使ったバッグや財布などの小物、国産家具メーカー「karimoku(カリモク)」とのコラボ家具、ジュエリーやメンズ着物などもそろえる。
「六本木から世界に、古くとも新しい日本女性のエレガンスを発信していく」と斉藤さん。
営業時間は11時~21時。