ミッドタウンで「氷上最速リュージュ」展-新型そりを展示

展示中のそり、ヘルメット、ウェア

展示中のそり、ヘルメット、ウェア

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東京ミッドタウン(港区赤坂9)1階ガレリア特設スペースで1月22日から、「『バンクーバー冬季五輪出場 氷上最速リュージュ』展」が開催されている。主催は日本ボブスレー・リュージュ連盟と宇宙航空研究開発機構。

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 フランス語で「木ゾリ」という意味するリュージュは、1964年の第9回インスブルック冬季オリンピックから正式に採用された競技種目。選手は、そりにあおむけに寝た姿勢で、最高時速約150キロで滑走する。

日本リュージュチームは、2月に開催される冬季オリンピックバンクーバー大会に、日本チームとして初の試みとなる新型そりで競技に臨む。日本チームから、「重さの調整」「乗り心地」で改良してほしいと要請があり、宇宙研究開発機構と東京大学が、航空宇宙の技術を応用してそり改良を手がけた。

さらに現代美術作家の中村哲也さんが、そり、ヘルメット、ウエアのデザインを担当。中村さんはこれまでも「スピード」をテーマに高速で走っているかのような立体作品や、ペイントパターンを創り出してきたアーティスト。氷上競技最速で滑走する同競技に向けて「最速のアート」を表現した。

同展では、実際に大会で使用するヘルメットやウエア、使用予定のそりを展示するほか、出場選手やそりの開発経緯をパネルで紹介している。

そり開発プロジェクトの広報担当者は「普段、あまり目にすることがない『そり』をご覧いただき、日本リュージュチームの応援をしてもらえれば」と話す。

開催時間は9時30分~24時30分(ガレリア営業時間は11時~21時)。入場無料。2月28日まで。

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