東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂9)で4月8日より、企画展「日本のデザイン2010」が開催される。
同展は、「地球環境や世界経済などの問題を超えて未来に向かうためには何が必要か?」「デザインはどこへ向かうのか?」という問いかけにデザイナー、建築家、アーティストなど5人のキュレーターがものづくりの現場やまちづくりの最前線へと出かけ取材した体験から、これからの日本を考える視点を提案するもの。
参加キュレーターとテーマは、デザインプロデューサーの黒崎輝男さん=「食と学びのデザイン」、インダストリアルデザイナーの柴田文江さん=「デザインの湿度」、建築家の曽我部昌史さん=「地域とデザイン」、メディア・アーティストの八谷和彦さん=「日本の飛行機とデザイン」、アートディレクターの廣村正彰さん=「恋愛とデザイン」。
柴田さんは「人間らしさを示す特徴として『湿度』と仮定し、『しっとり』『なめらか』『しなやか』の3つのキーワードから企業のデザインの最先端を取材。ハードとしてのモノの形を持ちながら、極めて人間的な振る舞いをする新しい機能のあり方を提案する」と話す。
今月16日には、ワコールの子会社ウンナナクールの上野顕之社長と柴田さんによるトークショーも予定。時間は19時~で、定員は70人程度。参加無料。
開館時間は11時~19時。入館無料。5月9日まで。