グランドハイアット東京(港区六本木6)で4月23日、「上海万博 開幕8日前カウントダウンイベント」が開催された。主催はジェイティービー(品川区)。
1週間前ではなく「8日前」に開いたのは、「8が中国の吉数だから」(中華人民共和国駐日本大使館の呂小慶参事官)。イベントは、5月1日に開幕する「中国2010年 上海万博」に合わせて開かれたもので、現地の最新情報やチケットの販売状況などを伝えた。
上海万博の予想来場者数は全体で7000万人~1億人、そのうち350万人が外国人で、日本人はビジネスや観光を含めて100万人。韓国の来場者数も100万人と予想しており、呂参事官は、「アジアの万博と言われるだろう」と話した。
中国から来日した上海世博会事務協調局チケットセンター副主任の趙蕾さんは「現在はテスト運営を行っている。皆さんが安心して楽しめるように、交通、安全保障、接客など、よりよいサービスをできるように頑張っていきたい」と話した。
「4月中旬までに約2,500万枚のチケットが販売されている」とし、そのうち10万枚が日本から。2005年に「愛・地球博」を開催したことも影響しているのか、国内では愛知県で最も多く売れているという。
当日は、上海万博情報のほか、日本と中国で幅広く活躍する上海出身のシンガー、amin(アミン)さんが上海万博応援ソング「海を越えるバトン~夢的城市」、松任谷由美さんの「春よ、来い」を披露した。
日本館は7,200平方メートルで外国パビリオンの中でも最大級の規模。建物の形から、「紫蚕島」という愛称が付けられ、「こころの和・わざの和」をテーマに展示を行う。