六本木に「まち案内システム」-街路灯92本にフェリカが使える地図

街路灯に巻かれた地図に携帯をかざすだけで六本木の情報を入手できる。

街路灯に巻かれた地図に携帯をかざすだけで六本木の情報を入手できる。

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 六本木商店街振興組合(港区六本木5)は4月より、六本木の街にある街路灯を利用した「六本木まち案内システム」を始めた。

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 同システムは、フェリカのリーダーを埋め込んだ地図を同地区の街路灯92本に巻いたもの。これにより、六本木を訪れた人が路上で現在位置を確認できるほか、駅や美術館への道順などを知ることができる。使い方は、駅の改札や電子マネーと同じように携帯を地図にかざすだけで商店街の携帯サイトに接続し、携帯の画面でさまざまな情報を入手できる。

 同商店街振興組合理事の臼井浩之さんは、システムについて、「六本木を初めて訪れた人はもちろん、何回か来たことがある人でも今自分のいる場所や目的の場所までの道順などが分からなくなるという声があった。観光案内所や観光マップなどの話もあったが、いつでも誰でも利用できる今回のシステムになった」と話す。

 同システムで入手できる情報は「現在位置」「美術館や店舗などの位置とそこまでの距離・時間」のほか、「現在位置から最も近い飲食店」「今現在営業中の店」など独自の検索メニューを備えている。

 臼井さんは「とくにこだわったのが『今現在営業中の店』。六本木という場所柄、やはり深夜まで人通りは絶えないので、夜遅い時間まで営業している店の情報は必要と考えた。今後は利用者の反応を見ながら、検索メニューを増やしていきたい」と意気込む。

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