東京ミッドタウンで佐藤雅彦さん企画展-国内外の作家も参加

細谷宏昌+佐藤雅彦「outline to go」(写真=田村友一郎)

細谷宏昌+佐藤雅彦「outline to go」(写真=田村友一郎)

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 東京ミッドタウン・ガーデンの「21_21DESIGN SIGHT」(港区赤坂9、TEL 03-3475-2121)で7月16日より、表現研究者・佐藤雅彦さんディレクションよる企画展「“これも自分と認めざるをえない”展」が開催される。

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 佐藤さんは1954(昭和29)年生まれ。東京大学卒業後、電通を経て1999年、慶応大学環境情報学部教授。2006年より、東京芸術大学大学院映像研究科教授。脳科学の知見に基づく表現の研究や科学実験を通して、研究室の卒業生とともに「ある考え方」「新しい分かり方」を基とした映像や表現、教育、研究発表など枠組みを限定しない独自の試みと活動を続けている。

 同展では、「自分」を形づくる要素を探る、インタラクティブな映像や最先端のテクノロジーを駆使した新作を中心に紹介。国内外の作家による「芸術表現と科学技術が交差する体験型の作品」を通して、「自分自身の認めざるをえない『属性』を発見する機会をつくる」という。

 参加作家は、ヒトの錯覚現象などを利用したヒューマンインタフェースの研究と作品を制作する研究者・安藤英由樹さん、佐藤雅彦研究室の卒業生から成るクリエーティブ・グループ「ユーフラテス」、ソフトウエアの開発や電子回路の設計制作、体験を重視した作品を制作するアーティスト・藤本直明さんのほか、デザインエンジニアの深谷崇史さん、アーティストのアントニー・ゴームリーさん、サイエンティストの入来篤史さん、アーティストの大竹伸朗さんなど。

 佐藤さんは「当展のテーマである『属性』と作品群を通じて、人間と社会の未来がどうなるのか、人間と世界の在り方は本来どうあるのかを来場者一人ひとりに感じ取ってもらい、そして多くの疑問を持ち帰ってもらい、その疑問をかざしつつ、これからの自分と社会を見つめていってほしい」と話す。

 開館時間は11時~20時。火曜休館(11月2日は開館)。入場料は一般1,000円ほか。11月3日まで。

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