六本木ヒルズアリーナ(港区六本木6)で12月23日~25日、クリスマス恒例イベント「Holy night Concert 2010」が開催される。
「世界最高峰の歌声」をテーマに、2003年の「ルスタヴィー合唱団」(グルジア)から始まった同コンサート。その後は、「ブルガリアンヴォイス」(ブルガリア)、「Anuna~アヌーナ」(アイルランド)、「ギュルツェニッヒ合唱団」(ドイツ)、「インフィニート・シンガーズ」(インドネシア共和国)などを迎え、クリスマスのヒルズを美しい声で彩ってきた。
8回目となる今回は、フィンランド共和国の「ヘルシンキ室内合唱団」を迎える。1962年創設の同合唱団(旧名はフィンランド・ラジオ放送室内合唱団)は、フィンランド国立歌劇団合唱団以外で唯一プロの歌手で形成。現代音楽を中心に、グレゴリオ聖歌からルネサンス、バロック、ロマン派、20世紀などの名作も演奏する。
指揮者のマルクス・ウリ=ヨキピーさんは、他のプロ合唱団の指揮や芸術監督などを務めるほか、イギリスのプロ合唱団「BBCシンガーズ」と活動した経験を持ち、フィンランド若手世代の中で最も名の通った指揮者の一人といわれる。
期間中、元NHK東京放送児童合唱団(現NHK東京児童合唱団)の卒団生で結成した女性コーラスグループ「Little Carol」、「東京藝術大学ドルチェ」のピアノ管弦楽カルテット、「慶應義塾大学ワグネル」の女声合唱なども歌声を披露する。
開催は各日16時30分~。22日19時からは公開リハーサルを予定。観覧無料。