六本木交差点付近で7月27日、約60人が参加して打ち水を行った。29日には、みなと環境にやさしい事業者会議主催による「六本木ヒルズ打ち水大作戦」が行われる。
27日に行われた打ち水は、東京ミッドタウンが2007年から地元町会や商店街振興組合などと連携して行っている「六本木打ち水大作戦」の今年2回目のイベント。六本木交差点付近に約150リットルの打ち水を行い、約1.4度の気温低下が観測された。
今年で5回目となる同イベントは今年、初めて1年に4回行う。今回は「交差点打ち水」として、六本木町会と六本木商店街振興組合の協力の下、地元の人たちと六本木の街を盛り上げていこうと行った。周辺の商店主やミッドタウンで働く人々が参加し、大勢で打ち水をする姿は通りを行く人の注目を集めた。
打ち水に使われる水は、東京ミッドタウンが地下に貯蔵している雨水などの2次利用水で、参加者はペットボトルにこの水を詰めて打ち水に臨んだ。8月10日には「こども打ち水」、同24日には「終了式」を予定している。
「六本木ヒルズ打ち水大作戦」は、みなと環境にやさしい事業者会議が港区各所で行っている打ち水イベントの一環で行うもの。参加者はペットボトルにお風呂の残り湯などの2次利用水を詰めて持ってくるよう呼び掛ける。同会議事務局の中村則仁さんは「こちらで用意する水は六本木ヒルズで防災用にためている雨水です。今回はけやき坂の店舗にも参加してもらっており、みんなで盛り上げていければ」と話す。開催時間は16時~。