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ミッドタウンで「東北の底力、心と光。」展-三宅一生さんが「東北のものづくり」紹介

白石和紙で作られたISSEY MIYAKE「紙衣」、1982年
写真=Eiichiro Sakata

白石和紙で作られたISSEY MIYAKE「紙衣」、1982年 写真=Eiichiro Sakata

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 東京ミッドタウン・ガーデン(港区赤坂9)の「21_21 DESIGN SIGHT」(TEL 03-3475-2121)で7月26日より、「東北の底力、心と光。『衣』、三宅一生。」展が開催される。

白石和紙工房(宮城県白石市)/紙干しの様子。長く、丈夫な繊維がとれるカジノキを素材とした手すき和紙の工房

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 同展は、雪の季節が長く厳しい環境の中、自然と共存する暮らしを大切にし、工夫を凝らしながら美しく力強い日用品を生み出してきた東北の文化に焦点を当てる特別企画展。

 今回は、生活の基礎となる「衣食住」の「衣」に軸を置き、同施設ディレクターでデザイナーの三宅一生さんが、東北で生み出される数々の日用品を背景と共に紹介。三宅さん自身の衣服デザインにおける東北との関わりを通し、東北の「底力」を見つめていく。

 地下ロビーでは、アートディレクターの浅葉克己さんが今回のために描き下ろした東北の地図を展示し、青森県の「ねぶた祭り」、秋田県の「竿燈(かんとう)祭り」、宮城県の「仙台七夕まつり」など、東北各地の祭りの様子を映像で紹介。

 ギャラリー1は、日本の機屋やものづくりの現場を訪ね歩いてきた三宅さんが、東北との関わりを自身のデザインに生かした衣服を展示し、ギャラリー2では、福島県の「昭和村」、宮城県の「白石和紙工房」、岩手県の「中村工房」など、同企画のために新たにリサーチした9カ所の「衣」に関するものづくりを、制作過程の写真、原料、素材、道具などで紹介する。

 会期中、トークイベントや詩の朗読、音楽の演奏プログラムなども予定する。

 開館時間は11時~20時。入場無料。今月31日まで。

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