7月18日に六本木ヴェルファーレ跡地にオープンしたニコファーレ(港区六本木7、TEL 03-3478-3750)で15日から「夏だ! お盆だ!ニコファーレだ!360°ホラー映画祭り」が始まり、初日初回の上映では手塚眞監督と出演者が舞台挨拶を行った。
「club nicola」の一画面。ニコニコ動画で歌い手として人気の蛇足さんがベルウッド伯爵を演じる。
ドワンゴ(中央区)とニワンゴ(渋谷区)が共同運営するこの施設は360度全壁面と天井にLEDモニターが設置されているのが特徴。同イベントでは、最初にこの360度モニターを体感できる「ニコファーレ体験ツアー」、手塚眞監督がこのイベントのために360度のモニターを使って製作した「CLUB NICOLA」、昨年ニコニコ・ザ・ムービー第1弾として製作された「動画探偵ぐれいと・すぺしゃる」の続編で同監督による「動画探偵ぐれいと・すぺしゃる2 ニコニコ心霊殺人」の3本が上映される。
目玉の「CLUB NICOLA」では、屋内のシーンで、前面のスクリーンで物語が展開される中、両サイドのスクリーンで部屋の情景を映し臨場感を演出、さらに後ろのスクリーンに突然、女の子の姿が映し出されたりするため、観客席でも上映中に頻繁に後ろを振り返る観客の姿も見られた。同時に行われたネット中継では前面のスクリーンの映像だけが配信されており、上映後の休憩時間には「会場面白そうだな」や「横のスクリーンに何が映ってるか知りたい」というコメントも。
「ホラー映画というのは画面に集中させることで怖さを演出する事が多いため、今回の製作には苦労したが、今日見ていてもっと怖くする方法を思いついた」と手塚監督。出演した泉カイさんは「足音とかホラーらしい音がいろんなところから聞こえてくるのがすごかった」と話す。
上映時間は13時~、17時~、21時~の3回、料金=1000円。18日まで。ネットでは各回2000人限定無料公開。