麻布十番商店街内広場「パティオ十番」(港区麻布十番2)で12月10日・11日、秋田県と鳥取県の合同イベント「秋田・鳥取うまいぞ!ハタハタフェスティバル」が開催される。
毎年、ハタハタの漁獲量で上位にランクインする秋田県だが、ローカルなイメージが強く、首都圏ではマイナーな魚として扱われることが多い。「ここ数年、『秋田のハタハタ』を首都圏に流通させるため、イベントやフェアなどを開いてきたが、思うように効果が出なかった」と秋田県農林水産部水産漁港課の三浦信昭さん。
今年6月、同じくハタハタ漁獲量で毎年上位に入る鳥取県から、「一緒にPRしないか」との打診があった。毎年漁獲量で争い合う2県だが、「秋田と鳥取のハタハタは別物。子持ちの『秋田ハタハタ』は白身で淡泊が特徴だが、『鳥取ハタハタ』は脂がのっていて干物にしてもおいしい。それに漁獲時期も違うので資源として競合にはならない」(三浦さん)と、共同でPRすることが決定。「一緒にPRすることで経費も半分にできる」などの理由もあったという。
会場では、秋田県の「ハタハタ焼き」「みそかやき」、鳥取県の「トロハタ一夜干し」「じんたん(小ぶりのハタハタ)空揚げ」などを無料提供(各200食)するほか、特産品を販売。
東京海洋大学客員准教授でタレントのさかなクンによるトークショー(11日14時30分~16時)、2県の郷土芸能「なまはげ郷神楽」「因幡の傘踊り」披露も予定する。
開催時間は10時~17時(11日は16時まで)。入場無料。