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西麻布に北東イタリア郷土料理店「タルタルゴーナ」-尾崎牛を売りに

赤と白を基調としたインテリアは以前のまま

赤と白を基調としたインテリアは以前のまま

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 西麻布に1月9日、北東イタリア、フリウリ・ベネチア・ジューリア州の郷土料理を中心としたイタリア料理店「トラットリア タルタルゴーナ」(港区西麻布1、TEL 04-6863-3675)がオープンした。経営はノーヴォセンソ(港区)。

ドアには「大きな亀」(タルタルゴーナ)のイラスト

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 店舗面積は20坪、席数は26席。以前はシチリア料理店「トラットリア・リッチョ・ディ・マーレ」として営業していた同店。料理長の古谷脩さんが家業を継ぐため引退したことからスタイルを一新。新しく料理長に就任した亀谷徹良さんは2008年までの31年間、同所にあったイタリア料理店「カピトリーノ」の吉川敏明さんに師事した後、渡伊。北東部国境近くのフリウリ・ベネチア・ジューリア州と南部のカンパーニャ州で修業した。

 コンセプトは北東イタリアの郷土料理。「日本人がイタリアンと聞いて想像するようなトマト料理は少なく、オリーブオイルではなくバターを使い東欧の影響を受け手をかけて煮込んだような料理が多い。本場のイタリア料理を紹介したい」と同社社長の佐藤尚之さん。

 「ミシュランレベルのレストランが扱うような高品質な食材をなるべくリーズナブルに提供し気軽に味わってもらいたい」と、宮崎県の藤本畜産で生産されているブランド牛で、抗生物質、防腐剤などを一切使わず、飼料にこだわり通常28カ月で出荷するところ32カ月かけて飼育する「尾崎牛」や、年間3000頭しか生産されず「幻の豚」と呼ばれる「バスク豚」を柱とした。

 メニューは、ブランド肉の料理を含んだ5,000円のコースとアラカルトで構成。以前の店で「人気」だったという「生ウニのスパゲティーニ」(2,400円)も健在で、全粒粉で作る生パスタ「短角牛のラグーソースのビゴリ」(1,500円)や「牛の煮込みのグラーシュ」(2,200円)、「尾崎牛のタリアータ」(3,600円)、「バスク豚のグリル」(3,200円)など。ランチはスープ、パスタ、デザート、コーヒーのセットで1,000円。

 ドリンクは、フリウリ・ベネチア・ジューリア州とカンパーニャ州のワイン(グラス=800円、ボトル=3,800円)を中心にそろえたほか、ビール(650円~)、カクテル(700円~)など。

 「都内に4000店以上もイタリアンがある中で、わざわざ西麻布まで行こうという人は、近所にはない『特徴』を求めているのでは。何でもありのイタリアンではなく、はっきり郷土色を出した。『楽しい』とか『元気になる』というようなサービスを提供していきたい」と佐藤さん。

 営業時間は、ランチ=12時~14時、ディナー=18時~23時。

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