TOHOシネマズ六本木ヒルズ(港区六本木6)で8月6日、音楽家・坂本龍一さん監修の音楽全集で選曲された楽曲が劇中で使われる映画の特集上映「坂本龍一Selections スコラ映画祭」が始まる。
全30巻の音楽全集「commmons: schola(コモンズスコラ)」は、坂本さん監修の下2008年に発刊。ラテン語で「学校」を意味する「スコラ」の言葉から、「音楽の学校」という意味を持ち、各巻に約120ページのブックレットを同梱(こん)するほか、発売にあわせネット上に坂本さんらによる「講義」動画をアップし、音楽の成り立ちや歴史的背景をふかん、音楽と社会の関わりまでも検証する。
今年5月には第10巻として「Film Music」を発刊、坂本さんが選んだ映画音楽24曲を収録した。今回はその中から、「冒険者たち」「気狂いピエロ」「エデンの東」「男と女」の4作品を上映する。
初日・6日の14時からは六本木ヒルズ内「アカデミーヒルズ」で坂本さんが映画監督の岩井俊二さんと対談するトークショーを開催。満席のため申し込みは締め切ったが、トークの模様は映画館のスクリーンでも同時中継され、同14時からの上映回に入場すれば見られる。
入場料=1,000円(6日14時の回のみ2,400円)。8月10日まで。