不動産デベロッパーのリブコム（目黒区）は2006年、「TOKYO SITE PROJECT」の一環として麻布十番に建築家の岸和郎氏が設計するテナントビルを竣工する。同ビルは、「不動産＋建築＋文化の融合体を築きあげるコラボレーション計画」をテーマとした「TOKYO SITE PROJECT」の次回作として計画されているもので、設計テーマを「ネオジャパネスク」と予定している。同プロジェクトは異業種とのコラボレートによる空間づくりをコンセプトとし、コミッティメンバーとして、アートディレクターの高岡一弥氏、建築評論家の五十嵐太郎氏、編集者でクリエイティブ・ディレクターの後藤繁雄氏が参加しており、2006年4月には、同プロジェクトの先行物件として、世田谷区用賀に建築ユニットのアトリエ・ワン設計のテナントビル「マドビル」の完成を予定している。次回作で設計を担当する岸氏は、「ルナ ディ ミエーレ 表参道ビル」や「子午線ライン旅客ターミナル」を手掛けた。（写真＝世田谷「マドビル」完成イメージ）
TOKYO SITE PROJECT