港区は11月21日、麻布十番・一の橋の「一の橋公園」（東麻布3）にある大型船の遊具の解体工事を行なった。同遊具は、全長約10メートルの木造でできており、「船の広場」として親しまれ、麻布十番納涼祭りでは盆踊り会場として使用されていた。今回の取り壊しは老朽化によるものとしており、跡地には新たな公園としての見直しを図っている。同工期は11月26日までを予定。同公園は、首都高速「一の橋インターチェンジ」の下に位置するもので、約4,800平方メートルの広さを持つ園内には湧水を利用した噴水、古川の両岸から噴出する水のアーチなど、古川が江戸時代から海運輸送の要となっていたことから「水」にまつわるものが多く設置され、同遊具も江戸時代に用いられていた商船にちなんだものとされている。