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六本木ヒルズでテディベア展-世界最高額「ルイ・ヴィトン」モノグラムベアも「来日」

自ら衣装デザインを施したテディベアを手に、左から森星さん、若尾文子さん、テディ君(草刈民代さん代理)

自ら衣装デザインを施したテディベアを手に、左から森星さん、若尾文子さん、テディ君(草刈民代さん代理)

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 六本木ヒルズ(港区六本木6)森タワー52階・東京シティビューで10月19日、テディベアの生誕110周年を記念した企画展「TEDDY BEAR-天空の森展-」が始まった。

ルイ・ヴィトンのモノグラムを装った世界最高落札額のテディベア

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 ドイツ・シュタイフ社が手掛け、110年の歴史を刻んできたテディベア。売り上げの50パーセントが国外からと全世界で親しまれており、「エルビス・プレスリーやポール・マッカートニーが楽曲の題材にするなど、老若男女を問わず全人類の心をつかんでいる」と日本玩具文化財団の佐藤豊彦理事長。

 展示は、「テディベアの魅力を五感で感じる森」をテーマに展開。会場内には「癒やしの森」をイメージした香りが漂い、影絵を思わせるようなディスプレーで、テディベアが浮き上がるような幻想的な世界が広がる。

 最大の見どころは、会場の奥に置かれる「人々の幸せを願って作られたテディベア」。世界のチャリティーオークションに出品され、不幸や災害に遭った人たちを救うきっかけとなったベアたちを展示する。特に2001年4月にオープンした世界最大のテディベア・ミュージアム「チェジュテディベアミュージアム」(韓国済州島)に展示されている世界最高落札額(約2,400万円)の「ルイ・ヴィトン テディベア」は、「目玉」だという。

 アンバサダーの高見恭子さんはテディベアについて、「お守りであり、人生の道先案内人。10代のころヨーロッパへ仕事で行き、ホームシックになっていたときに出会った。テディベアが導いてくれたから、今ここにいられる。今年、限定テディベアを14歳の娘にあげた。娘を守り、人生を切り開いていってくれるでしょう。テディベアが人と人をつなぎ、愛あふれる世界になるよう願っている」と話した。

 特別企画として、同社が同イベントのために寄贈したテディベアのオークションを行う。このベアたちは、同企画の趣旨に賛同した団体や企業、著名人の協力により制作された衣装をまとい、5,000円単位で入札できる。収益金は、全額東京おもちゃ美術館、ソロプチミスト日本財団、難病のこども支援全国ネットワークに寄付する。協力企業は、ミキモト、明治記念館、メルセデス・ベンツ日本をはじめ、女優の若尾文子さん、草刈民代さん、モデルの森星さんなど。

 「ここで癒やされて、世界中のテディベアを愛する人、世界の平和を願う人とつながれば、日本が明るくなるのでは」と佐藤さん。

 開催時間は10時~22時。入場料は、一般=1,800円、高校・大学生=1,300円など。11月18日まで。

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