地元の企業や商店などの有志で結成された「六本木をきれいにする会」（港区六本木3）がクリスマススペシャルとして、12月7日に青いコスチュームで六本木を掃除するボランティアを募集している。

　毎週金曜に六本木をきれいにし続け16年目、これまでの活動が650回に上る同団体。クリスマススペシャルとしては6年目。毎年約100人のボランティアが青い手袋や帽子などを身に着け、六本木エリアを掃除する。

　「最初のきっかけは、女性が夜道の一人歩きが怖いと聞き、麻布警察と一緒にパトロールするところから。掃除という大義名分があれば街もきれいになるし、一石二鳥だと思った」と話す会長の皆川昌博さん。スタート当時はピンクチラシやタバコのポイ捨てなど、「ひどい状態」だったといい、45リットルのゴミ袋15～20袋分を集めたが、最近は自発的に掃除をする店舗も増え、6～8袋のゴミ袋に減ったという。

　ザ・リッツ・カールトン東京や森ビル、麻布警察署、港区麻布総合支所、東京ミッドタウンなど、近隣の企業も積極的に参加し、交流を持つことでコミュニティーが広がっている。参加者同士が結婚に至ったケースもあるという。

　掃除のコースは、六本木通りを挟んで東京ミッドタウン側と麻布警察署側の2コース。必要な掃除用具は貸し出されるため、同団体のメーンカラーである「青」を身に着けて参加する（クリスマススペシャル用の帽子・手袋の用意あり）。

　清掃時間は20時～21時（集合時間＝19時30分）。東京ミッドタウンのサイトから申し込みできる。募集は6日まで。