西麻布のギャラリー「le bain(ル・ベイン)」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3843)で1月11日から、「2013年ことはじめ 粟辻早重のコレクション『やかん』展」が開催される。
年始の恒例となっている同ギャラリーの「ことはじめ展」。今年は生活に密着した道具である「やかん」に注目し、人形作家・粟辻早重さんのコレクションから約70点を展示する。
早辻さんは1960年代から人形制作を開始、40年以上制作活動を続ける日本を代表する人形作家の一人。やかんのコレクションを始めたのも40年ほど前で、世界各国のさまざまな時代のやかん120点以上を保有する。早辻さんはやかんの魅力について「水を入れる、湯を沸かすだけの仕事、これがいいのです」とコメント。同展ではやかんと共に早辻さんとそのやかんの「出会いのエピソード」を紹介する。
向かいのギャラリー「MITATE」では、同展にちなみ「買えるやかん」「デザインされたばかりのやかん」を販売。粟辻さんのご主人、故・粟辻博さんデザインのテキスタイルを使ったエプロンも展示販売する。
展示時間は11時~19時。入場無料。今月23日まで。